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2012年8月22日水曜日

音夢の会朗読公演が開催されました。

 昨年の公演で好評を博した音夢(ねむ)の会による朗読公演が、8月18日本間家で開催されました。昨年は三浦綾子作品から「塩狩峠」の朗読でしたが、今回は森鴎外の「高瀬舟」、阿刀田高の「再会温泉」、増毛の民話など盛りだくさんの演目で聴衆を魅了しました。

 音夢の会代表の松村さん。演目の最後を飾る「高瀬舟」を朗読された他、内館牧子作の「せっかち女の嘆き」ではのんきでとぼけた女性を好演、会場からも笑いがこぼれました。

 今回の公演ではなんとゲストとしてチェンバロ奏者の明楽(あけら)みゆき氏が出演!ノスタルジックで素敵な音色を披露していただきました。

 公演終了後、初めて目にするという方も多かったチェンバロの特徴や音の出る仕組みについて明楽氏から直接解説していただきました。来場された方も興味津々です。

 明楽氏と音夢の会の皆様。増毛の民話に始まりユーモラスな小作品から森鴎外まで、多彩な演目や素晴らしい演奏で来場された方々を楽しませていただきました。本当にありがとうございました!

参考:

渡辺淳一文学館
http://www.ac.auone-net.jp/~bungaku/
音夢の会が活動される渡辺淳一文学館のHP。公演情報なども掲載。

北前船プロジェクト
http://kitamaebune.com/?page_id=111
明楽氏が活動されている現在版北前船プロジェクトのHPです。

/小野

2012年8月13日月曜日

「音夢の会朗読公演」を開催いたします


  昨年来町して好評を博した音夢の会による朗読公演。今年は森鴎外の名作「高瀬舟」の他、「再会温泉」、「増毛の民話」の3本立てでお送りいたします。
 今回はチェンバロ奏者の明楽みゆき氏をゲストに迎え、ノスタルジックな音色とともにお楽しみ下さい。

高瀬舟(あらすじ): 京都の罪人を送る船に、弟を殺した喜助という男が乗せられた。護送役の羽田は、喜助があまりに晴れやかな顔をしている事を不審に思い、訳を尋ねるのだった…。

日 時:8月18日(土)14時~
会 場:旧商家丸一本間家 呉服店舗
入場料:無料
   ※事前のお申し込みをお願いいたします
申込み:教育委員会文化振興係(0164-53-2427)
問合せ 旧商家丸一本間家  (0164-53-1511)


 たくさんの方のご来場をお待ちしております!

増毛の民話影絵紙芝居、お披露目会が開催されました!


 7月29日(日)今年の春から製作されていた増毛の民話影絵紙芝居の新たな3作品が完成し、お披露目会を開催することができました。新たに製作されたのは雄冬に伝わる「サワサワの草」、別苅の延命地蔵にまつわる「延命地蔵の話」、別苅のコチャナイにある水神の碑の言い伝え「オンネの枯れずの井戸」の3作です。
 当日は増毛の民話伝承会により旧商家丸一本間家を会場に午前10時半からお披露目会の上演が行われました。小さなお子様からお年寄りまで、増毛に伝わる不思議な昔話の耳をかたむけ、影絵紙芝居の世界を堪能していただきました。


 午後からは影絵のワークショップ。こちらは今回の影絵紙芝居を製作された影絵作家の浜崎ゆう子氏を講師にお招きし、参加者にオリジナルの影絵を創作してもらおうという企画です。夏休みの工作にしようという小さなお子様から札幌から駆け付けたという学生の方、ポスターを見て来場された小平町の方など様々な方が参加してにぎやかに開催されました。


 皆様本当に真剣そのもの。熱意のあまり参加者の完成が予定時間を大幅に過ぎてしまいました。さて、作品が完成した後は少しだけ会場を暗くして各々の作品の鑑賞会です。


 浜崎さんがすべての作品にコメントしていただき、それぞれの工夫や苦労したところなどを制作者に話してもらいます。
 それでは、たくさんの作品の中から、ほんの少しだけご紹介いたしますね。





 すばらしい民話の影絵紙芝居を作っていただいた浜崎さん、ご来場・ご参加いただいたすべての皆様にお礼申し上げます。

 /小野

6月、7月の事業から。

 更新が滞っておりました...。6月から7月にかけて行われた本間家のイベントをご紹介いたしますね。まずは6月30日(土)に開催された「中村啓子朗読会」。NTTの時報の音声でおなじみの”音の匠”、中村啓子さんが星野富弘氏の作品を朗読されました。
 星野氏は若くして頚椎を損傷し、全身の自由を失いながらも わずかに動く口で筆を持ち、詩や絵画の創作に取り組んできた方です。そんな彼が記した温かな言葉の数々は、来場者の心にも響いたのではないでしょうか。当日はバイオリン奏者の渡辺康子によるすてきなメロディーも会場を盛り上げました。

 作品解説をしていただいた三浦綾子記念文学館研究員の森下辰衛さん(左)、ナレーターの中村啓子さん(中央)、バイオリン奏者の渡辺康子さん(右)です。素晴らしい公演をありがとうございました。

参考:
中村啓子~声の部屋~
三浦綾子記念文学館HP

 7月の7日(土)、8日(日)は2日間にわたり毎年恒例の「茶菓サービスの日」が開催されました。茶道表千家荒木社中と裏千家茶道サークルの協力により、当日の来館者先着100名様に客間と次の間でお茶とお菓子を楽しんでいただくという企画です。

 ちなみにお菓子は地元の高橋菓子店によるもの。上品な甘さがおいしいと評判でした。このイベントに合わせて来館される方もおり、来年もぜひ開催できればと思います。来場された皆様、ご協力いただいた関係団体の皆様にお礼申し上げます。

 /小野