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2011年10月4日火曜日

「遠野の昔ばなし」が開催されました。


 10月1日と2日、旧商家丸一本間家今年度最後の事業「遠野の昔ばなし」が開催されました。オープニングではフルート奏者の佐藤ゆめさんが「ふるさと」や「赤とんぼ」など、懐かしい童謡の名曲を演奏され、その後遠野の昔ばなしを伝承する「いろり火の会」の工藤さのみさんが昔ばなしの語りを披露。


1日は遠野の三大話と言われる「おしらさま」、「かっぱ」、「ざしきわらし」のお話の他、「もものこ太郎」、「ネズミのすもう」など9話が話されました。
最後には明治時代に起きた大津波を伝える「つなみ」という話も披露し、語り継いでいくことの大切さを民話を通じて伝えたいと語りました。

2日目は「海のはてのはなし」、「極楽を見てきたばさまのはなし」、「くらぼっこ」など10話が披露されました。嫁と姑の確執を笑い話にしたという「8月のだんご」などのお話では会場から大きな笑い声も。温かみのある工藤さんの語りに、時にはしんみり時には大笑いしながらの楽しい時間となりました。


 ご出演いただいた佐藤さん(左)と工藤さん(右)。すてきな演奏と語りをありがとうございました。旧商家丸一本間家の平成23年度の事業は全て終了となります。

/小野