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2014年2月4日火曜日

伯爵 通房氏とは?


こんにちは。今週の天気予報は最高気温が氷点下の寒い日が続きそうです。
日中でも水道凍結注意の予報が出ることもあります。
早く春が来てほしいと願う毎日です。

さて今日の話題です。
この写真は本間家の「次の間」にある書の額で、
書いた方は「万里小路 通房(1848~1932)」(までのこうじ みちふさ)
万里小路家は公家で鎌倉中期に始まった家で通房氏は27代目当主になります。
京都で生まれ、東京に移り住みました。
戊辰戦争の軍功によって賞典禄100石を永世下賜され明治30年からは貴族院議員を歴任しています。
明治30年から大正13年まで約4期務めた方です。(貴族院の任期は1期が7年)

貴族院は大日本帝国憲法下の日本における帝国議会の上院で
1890年(明治23年)~1947年(昭和22年)まで存在しました。
貴族院は衆議院と同格でしたが、予算先議権は衆議院が持っていたようです。

この額の言葉は「美意延年」・・・心が楽しければ自然と長生きできるという意味があります。
勝海舟もよく使っていた言葉だそうです。
昔の人たちは皆、こうした言葉で励まし合い、激動の時代を生きていたのでしょうね。

女中頭さとう