Have an account?

2011年8月26日金曜日

三浦綾子作品の朗読会が開催されました。


 8月21日(日)、本間家の呉服店舗において「三浦綾子作品の朗読会」が行われました。7月30日に開催された朗読の会では三浦綾子作品の「氷点」を読みましたが、今回は「塩狩峠」です。


内容:明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。

 塩狩峠は比布と和寒の間にある峠です。小説は明治42年にここで実際に起きた列車事故が元になっています。当日の語りは札幌の渡辺淳一文学館で活動する朗読のボランティアサークル、「音夢(ねむ)の会」により演じられました。


 写真左から、ナレーションを担当した森田真弓さん、朗読を担当した木村恵子さん、鈴木栄子さん、松村美智子さん。右端がピアノ演奏をされた中村加代子さんです。今回の朗読は作品の解説を極力抑え、小説の朗読に重点が置かれておリ、来場された皆様は塩狩峠の世界に引き込まれ、食い入るように聞き入っていました。クライマックスの列車事故では涙で目頭を押さえる方も。
 情緒あふれる朗読の世界を披露していただき、ありがとうございました。

/小野