こんにちは。今日の増毛町は雪が降っています。昨日は暴風雪警報が出されました。
車でお出掛けの方は突然のホワイトアウトにお気をつけ下さいね。
さて上の写真は大正時代の増毛駅です。
鉄道の開通が大正10年(1921年)。今年で94年になります。
現在の駅から比べると倍以上の大きさですね。
かっこいいですね~。見ているだけでワクワクしますね。
明治26年に客馬車が開通し、鉄道が敷かれるまで色々な苦労があったようです。
「本間泰蔵」さんの大正5年の手帳から面白い一節をみつけました。
明治40年の衆貴両院の予算決定の際に増毛鉄道運動員という方々がいて、上京して陳情していたようです。しかし、その時には予算は通らず泣く泣く帰ってきたようです。
時は過ぎ大正5年2月・・・ " キインダケ フセイリツシタ 八ヒ ホンカイギ ツウカノハズ アンシンアレ "との電報が来た!
八日・九日と過ぎ・・・十二日 " イマ トウロンチウ 六ジコロキマル ミコミ "
そして午後八時 " イマ ヨサンツウカシタ バンサーイ "
ついに予算が通過して鉄道を敷くことができる!!
次の日 十三日夜の手帳には
" 阿分より始まり別苅へ行く 増毛に帰り、提灯行列盛大に行われ至る所口に酒をだし、或いは赤飯を出したる者もあり "
町中が喜びに沸いたことでしょう。どんなに待っていたことか・・・。
港湾整備・鉄道敷設に関しては、留萌から後れを取っていた増毛は、この予算本会議でやっと鉄道敷設が許されました。
すでに増毛支庁も大正3年に留萌へ移行されていました。
支庁・裁判所・税務署・・・どんどん増毛から留萌へ。
そんな中での、鉄道敷設!
町を挙げての祝杯だったのでしょう。目に浮かびます。
赤飯を炊き、酒を飲む・・・・・。
現在は一両編成ながら、元気に列車が走っています。
ですが時代は新幹線。「増毛駅」の運命は?
個人的には廃線にならないことを願っています。
列車の旅には良い思い出が多いですね。
一番はたぶん、「修学旅行」かなと思います。初めて北海道から外に出た時です。
4泊5日のうち車中泊が2日です。上中下の三段のベッドがついた寝台車でした。
先生に叱られながら寝ずに列車の旅を満喫しました。(函館~青森間は連絡船でした)
どんな時もいい旅でした。
現在、本間泰蔵さんの手帳の書き下し作業をさせて頂いております。
おもしろい話題はお知らせしていきますので、楽しみにしていてくださいね~。
女中頭 さとう
旧商家丸一本間家
100年前の明治時代の姿をそのまま現代に伝えている旧商家丸一本間家。
屋根瓦の一枚一枚には家紋が彫り込まれ、壁面や門柱には洋風の装飾が施されるなど
当時の建築職人の心意気が感じられます。
本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。
現在は建物の大部分が修繕・復原され、店鋪や居宅部を含む、 広大な建物の内部を見学できるようになっています。
本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。
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旧商家丸一本間家
令和2年度開館………………………………4月17日(金)
本間家ミニ縁日(中止)……5月30日(土)、31日(日)
企画展「ミニ明治村展」 6月12日(金)~28日(日)
茶菓サービスの日(80名様限定)……延期(延期日未定)
令和2年度閉館……………………………11月 4日(水)
※事業内容は変更する場合があります。
本間家ミニ縁日(中止)……5月30日(土)、31日(日)
企画展「ミニ明治村展」 6月12日(金)~28日(日)
茶菓サービスの日(80名様限定)……延期(延期日未定)
令和2年度閉館……………………………11月 4日(水)
※事業内容は変更する場合があります。