こんにちは。今日はとてもいい天気です。
先週の木曜日頃から荒れ模様の天気で、太平洋側・オホーツク側・日本海側と順に吹雪が回って来ました。
この日本海側も高波で国道231号線は通行止めになってしまいました。
冬の生活は厳しいものです。
この写真は本間家の正面から昔の酒蔵を写したものです。
昨年は「雪が少ないね~」なんて言っていたのですが、どんどんと積もりだして
ここまでになりました。
現在の積雪量は110センチありますが、こうして見るともっと降っているような気がします。
昨日から少しづつ気温も高めになってきて、屋根の雪が融け出していました。
夜から冷え込んでこんな「つらら」ができました。
瓦屋根ですが雪止めがついているので一気に落雪する心配はありません。
昔の人の知恵はすごいですね~。
今もこうして使っていても不便はないのです。(あっ、屋根以外は不便だらけ・・・です。)
さてきょうの話題は「船」にしようと思います。
増毛には北前船が多く来ていましたが、船には種類があり、北前船・菱垣廻船・樽廻船などがあります。
その中でも北前船は「蝦夷地と大阪を結んだ不定期廻船で買積みが主体の船」です。
「下り荷」は酒・衣料・たばこ・塩・砂糖・蝋など、「上り荷」は鰊粕・干し鰊・数の子・白子等々です。
明治時代の終わり頃まで来ていました。
北前船で一番の有名どころは「高田屋嘉兵衛」でしょうか。
本間家が所有していた船は物資や人を運ぶ事が多く、のべ数で13隻ほどありました。
食用の米や酒米、移民の人々を乗せていました。
多少の時化でも船を出して離島からは重宝されていたそうです。
本間家には「越後丸」という持ち船がありましたがその運んだ荷をみると
エンドウ豆・金時豆・澱粉・鰊の燻製・編み笠・草鞋・筵布団等々、日常に使われる物の
ほとんどが船で運ばれていました。
今は便利な手段が色々ありますが、道路がなかった当時はやはり船が主役だったのですね。
北海道の中でも海運では3本の指に数えられるまでになった「本間泰蔵さん」
行商から始めてここまで築いた努力の方です。
今年も「旧商家丸一本間家」は4月25日に開館を迎えますが「越後丸」の写真なども展示しています。
昔を感じに来てみませんか?
おいしいコーヒーを用意してお待ちしております。
/女中頭 さとう
旧商家丸一本間家
100年前の明治時代の姿をそのまま現代に伝えている旧商家丸一本間家。
屋根瓦の一枚一枚には家紋が彫り込まれ、壁面や門柱には洋風の装飾が施されるなど
当時の建築職人の心意気が感じられます。
本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。
現在は建物の大部分が修繕・復原され、店鋪や居宅部を含む、 広大な建物の内部を見学できるようになっています。
本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。
現在は建物の大部分が修繕・復原され、店鋪や居宅部を含む、 広大な建物の内部を見学できるようになっています。
旧商家丸一本間家
令和2年度開館………………………………4月17日(金)
本間家ミニ縁日(中止)……5月30日(土)、31日(日)
企画展「ミニ明治村展」 6月12日(金)~28日(日)
茶菓サービスの日(80名様限定)……延期(延期日未定)
令和2年度閉館……………………………11月 4日(水)
※事業内容は変更する場合があります。
本間家ミニ縁日(中止)……5月30日(土)、31日(日)
企画展「ミニ明治村展」 6月12日(金)~28日(日)
茶菓サービスの日(80名様限定)……延期(延期日未定)
令和2年度閉館……………………………11月 4日(水)
※事業内容は変更する場合があります。